【はじめに】エアコンがカビ臭い…でも業者は高い!
梅雨に入り、いよいよ夏が近づいてきました。夏前にやっておかなければならないこと・・・それはもちろんエアコン清掃!久しぶりに使うと気になるのがエアコンのニオイ。特に「カビ臭」が気になる方も多いと思います。
業者に頼もうと調べたら1〜2万円!それなら自分でやってみようと思い立ち、初めてのエアコン解体・洗浄に挑戦しました。
この記事では、素人でもここまでできた!という実録をお届けします。
・電ドラがあると超便利!予算に余裕があれば入手しよう。
・一人での作業はかなり厳しい!
・完全解体はハードルが高い!無理だと思ったら業者にお願いしよう。
・実施時期は早めに!秋・春がベスト
【準備編】用意したもの&事前に調べたこと
必要な道具一覧
- ・ドライバー(プラス、マイナス)※電ドラがあると超便利
- ・短いドライバー(プラス)
- ・養生テープ
- ・エアコン洗浄専用の洗浄カバー(飛び散り防止):¥899
- ・エアコン洗浄専用の洗剤:¥1,980
- ・ハケ・使用済み歯ブラシ(家にあったもの)
- ・蓄圧式噴射器(手動圧縮):¥1,616
- ・ゴム手袋&マスク(カビ対策)
かかった費用: ¥4,495
電動ドライバーはビットが長い方が作業がやりやすいよ!
事前に調べたこと
Panasonic CS-GX258C (7年間一度も清掃なし)というおそうじ機能付きの機種を使っていますが、Youtubeでは類似機種の解体動画が無く別の機種の洗浄方法を参考にしました。
この動画を見て、完全解体(中抜きとも呼ばれ、ファンを取り外して解体すること)にチャレンジすることにしました。別のエアコンで完全解体せずに市販の洗浄スプレーだけで洗浄したことはありましたが、苦労した割には全然意味がなかったのだなぁ〜と少しショッキングでしたw
Youtubeなしでの完全解体は自信なかったけど、壊れたら新しいの買えばいいかぁという気持ちでやりました。完全解体すると安くても2万円くらいかかるしね!
作業内容
【作業編①】エアコンを分解してみた!

最初がこんな感じ。一見汚れてなさそうですが、下から覗くと・・・
結構ヤバいですねw
最初にブレーカーを落として、コンセント・アース線を抜いてから作業しよう!

ガシガシ解体していきます。外装は無理に引っ張ったりしなくても簡単に外せました。

基板部分は慎重に!ハーネスの線が細く万一切れたら取り返しがつかないからね〜この辺りまでは元に戻せる自信はありました。
解体手順ごとに写真を撮っておくと組み直す時に役立つよ!動画が撮影できればベスト!

いよいよ数ある配線を外していきます。配策状態なども詳しく撮影しておきました。

関係する配線を外していきます。この辺りからかなり不安・・・元に戻せるか自信がなくなってきた(汗)

フィルタを自動でお掃除するユニット。この部分は汚れもあまりなかったので、水洗いせずブラシでホコリを落とす程度にしました。

完全解体なので、ドレンパンも外します。うわっ、めっちゃきちゃないw
ドレンパンはドレンホースとネジで固定されているので、外すのが激ムズでした。工具が入らないので短いドライバーで外しましたが、妻に手伝ってもらわないとできませんでした。一人での作業はかなり難しいと思います。
めっちゃ汚れていたので、モーターや配線などもしっかり撮影してから外して、ハイター付けて水洗いしました。諸事情でお見せできませんが、”G”(ゴ◯ブリ)の死骸が二匹ほどいらっしゃいました・・・
”G”を発見した時はかなりゲンナリ・・・定期的な洗浄は必要だね!

ファンを取り外してやっと完全解体完了です!ファンはホコリ?だらけで、熱交換器、ファン周りは黒カビがびっしりでした!本当に具合が悪くなりそう・・・
【作業編②】洗浄してみた!

エアコン洗浄専用の洗浄カバーをかけて準備完了。Youtubeとか見ていると自作で作る人も居たけど、全然周りに飛び散らなかったし、購入して正解でした。次回は使いまわしできそうなタイプを購入しようと思います。

エアコン洗浄専用の洗剤を水と1:10の割合で混ぜて蓄圧式噴射器に投入。手動で圧縮して準備完了。
高圧洗浄機によっては水圧が強すぎて熱交換器が曲がることがあるらしいので選定には注意が必要だよ!

エアコンの熱交換器に噴射していきます。蓄圧式噴射器は高圧洗浄機とは異なりやはり少し水圧が弱い感じだったので、ハケや歯ブラシでゴシゴシしながら噴射しました。洗剤噴射後は水で2回ほどすすぎました。
バケツの水は真っ黒に・・・見ているだけで体調悪くなりそう・・・

熱交換器、ファン周りもかなりキレイになりました♪

部品も全てハイターでキレイに洗浄しました。
【組み立て編】元に戻して電源オン!

一番心配な組み立て開始!まず、ファンを固定するネジは外す時かなり強く締め付けられていたので、硬めに締め付けておきました。あと、ドレンホースの固定が超難関でした。ここも二人作業でなんとか固定完了(汗)

1番不安だったコネクタの配線ですが、FP(フールプルーフといって、コネクタが間違って入らない仕組み)がかけられていたので、間違って配線することはありませんでした。色も分けてあったので、全く迷うことなく完了。配線の引き回しは撮影しておいた状態を見ながらやりました。思ったより簡単にできたのは意外でした。
配線の引き回しは解体する時にしっかり撮影しておこう!

あとは特に苦労することなく、パネル類を組み立てられました。

ブレーカーをオン。アース線、コンセントを接続してリモコンでスイッチを入れると・・・
無事に起動!ちゃんと冷えているし、送風の風もニオイゼロで感動!
【やってみた感想】素人でもいける!でも注意点も…
やってよかったこと:
- ・節約(業者:約¥20,000 → 自力:¥4,495)
- ・子どもが発症していた謎の咳が収まった
- ・達成感が半端ない!
- ・エアコンへの理解が深まった
注意点:
- ・高所作業なので脚立&バランスに注意
- ・水を使うので感電対策は絶対必要
- ・機種によっては分解難易度が違う
- ・慣れてないとかなり時間がかかる(今回は実質半日)
- ※エアコン使えないと家族からクレームが入るので実施時期は注意!
おすすめできるのはこんな人!
おすすめな人:
- ・機械いじりやDIYが好きな人
- ・細かい作業が苦じゃない人
- ・自分で節約したい人
おすすめしない人:
- ・面倒くさがり
- ・高い場所が苦手な人
- ・機械の分解に抵抗がある人
まとめ
今回はエアコンを完全解体して洗浄してみましたが、本当にやって良かったです。節約もできたし、子どもが発症していた謎の咳がピタッと止まったことが一番の理由ですね!医者にも何度も連れて行って診てもらっっても、なかなか治らなかったのですが、これが原因だったのね・・・まぁ”G”が居るくらいだから相当ヤバいよねw やってみて思ったけどやっぱり完全解体がオススメですね!業者に依頼するにしても完全解体で洗浄できるところでやったほうがいいと思います。今回やってみて思ったより難しくなかったので、今後も自分でやるつもりです。チャレンジする場合は、古いエアコンで”壊れたら買い換えればいい”くらいの気持ちでやったほうがいいですよ!次に作業する時は高圧洗浄機買っちゃおうかなぁ。ではまた。